クラウドファンディング111%で達成!
2022年7月29日。青色と薔薇色が互いの輪郭を犯して溶け合っていた夕空が、しだいに闇となって世界を満たし、30日0時0分を迎えた刻、映画《不在という存在》製作プロジェクトのクラウドファンディングは終了致しました。
1,100,000円を目標とした本プロジェクトは、開始初日の6月1日に20%を達成して好いスタートを切り、7月25日朝の時点で100%を達成しました。その後も続々と更なるご参加を頂き、最終的には総勢61名より、目標額の111%となる1,226,000円をご支援頂くことができました。
制作側の予想を上回るこの成果は皆様のご尽力の賜物であり、おひとりおひとりへ、心より感謝を申し上げたく存じます。
《不在という存在》クラウドファンディングプロデューサー小鳥遊ユカとしての2か月間、時には親しみやすい言葉を用いて魅力的な入口をつくるよう努め、時には芸術と社会の関係について挑発的な台詞を交えながら、皆様へご支援のお願いを呼びかけてまいりました。宣伝に必死になるあまり、言葉ばかりが先行して浅薄な印象になっているのではないかという不安があったことは否めません。しかし皆様の、コレクターになってくださったという「行動」。記事を読んで私どものプロジェクトを知って頂くところから始まり、貴重な時間と手間とお金をかけてくださったことを、非常に感慨深く思っています。「有難い」という文字通り、決して当たり前ではないことです。訴えた「言葉」に呼応してくださった「行動」へ敬意を表します。その行動こそは言葉以上に饒舌であり、言い知れぬ力となって私どもを支えてくださいました。
お陰様で本プロジェクトが結実したことは、ひとつの芸術が社会に根付いたことの証左であります。規模の大小ではなく、ひとつの作品がこうして確かに、社会に存在することができるということ。自信を持って今後の制作の仕事に取り組み、皆様のご期待に応えられるよう努力します。何より私自身が、《不在という存在》という未知の映画の完成を見たくてたまりません。
気鋭のキャストとスタッフ、そしてコレクターの皆様と、私たちのつくる《不在という存在》はここから本格始動です。制作未経験の私にこのような稀有な機会を与えてくださった富田監督への感謝とともに、本プロジェクトをご支援くださった親愛なる皆様へ、改めて深く御礼を申し上げます。今回つくられた関係性を大切にします。本当にありがとうございました。
メビウスプロダクション 制作 小鳥遊ユカ
(そういえば、皆様へオンラインではお見せできずじまいでしたが、お会いできる方々へお渡ししていたDMはこんなデザインでした。ファンディング終了日の夕暮れがまさにこのような趣で、嬉しかったのです。)
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